資生堂企業資料館 【入場無料】資生堂の商品や宣伝制作物などを展示公開 (静岡県掛川市)

体験・見学

資生堂企業資料館は、創業120周年を迎えた1992年に開設されました。館内では、長い歴史の中で生み出された商品や宣伝制作物を含むさまざまな資料を一元的に収集・保存し、一部の収蔵品を展示しています。展示では、資生堂が日本初の民間洋風調剤薬局として創業した1872年から現在までの企業の歩みや商品パッケージ、ポスター、広告関連資料(新聞・雑誌広告、テレビCMなど)、パーソナルビューティーパートナーのコスチュームの変遷などをご覧いただけます。また、資生堂と日本の化粧文化の関わりについても紹介しています。

また、図書資料の閲覧についても、2階のライブラリーにて資生堂関連の図書資料を公開しています。開館時間内に予約不要で自由に閲覧できますが、コピー・撮影・貸出はできません。公開している図書は、企業史、広告・デザイン、企業文化、アート、研究開発、化粧文化、美容・ヘア&メーキャップなど約150冊があります。

さらに、資生堂のマーケティング資料がマサチューセッツ工科大学(MIT)の講義の教材として使われ、MITの講義情報公開サイト(OCW)で世界に無料配信されています。教材のタイトルは「資生堂が伝える:20世紀初期の日本の化粧品広告とデザイン」であり、資生堂企業資料館に保存されている約2万点の画像データを元に、MITが約2年かけて調査研究を行い制作したものです。ジョン・ダワー教授(MIT日本現代史)が監修し、ジェニファー・ワイゼンフェルド准教授(デューク大学大学院視覚文化学)による論文と300点を超える資生堂の資料画像が含まれています。この教材は、日本企業一社の歴史を掘り下げて公開される初の試みとして注目されています。

イベントや展示は、変更になる場合があります。最新情報は下記の公式サイトでご確認ください。

資生堂 企業資料館 | 資生堂グループ企業情報サイト
資生堂 企業資料館
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