忍野八海(山梨県南都留郡)

体験・見学

忍野八海は、山梨県南都留郡忍野村にある8か所の湧泉群です。富士山の伏流水と杓子山や石割山からの湧水が混ざり合った、清らかな水が湧き出ています。忍野八海は、国指定の天然記念物、名水百選、県の新富嶽百景にも選定されています。2013年には、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として登録されました。

忍野八海は、かつて忍野湖があった場所に形成されました。忍野湖は、約1万年前に富士山の噴火によってできた火山湖で、その後、干上がったとされています。忍野八海は、忍野湖の干上がった跡に残った湧水の出口が池になったものです。

忍野八海は、富士修験の霊場としても知られています。行者たちは、富士登山の前に忍野八海でみそぎを行なう習慣がありました。1843年には、各池に守護神の「八大竜王」が祀られ、巡礼路が整備されました。

忍野八海は、その美しい景色と清らかな水が観光客に人気があります。周囲には、観光用の商店や施設が建ち並び、観光地化が進んでいます。

〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草

忍野八海 | 忍野村公式観光ホームページ

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