Ai-Museum　曙ブレーキ博物館　【入場無料】　F1や新幹線のブレーキも展示（埼玉県羽生市）

ブレーキ博物館 Ai-Museumは、曙ブレーキ工業の創業75周年を記念して2004年10月11日に設立されました。工場として使用していた建物の一部を改装した800m2の館内では、自動車用や二輪車用、鉄道車両用など300点以上のさまざまな「ブレーキ」を展示しています。歴史的にも貴重な製品や資料を通じて、akebonoがブレーキ専業メーカーとして歩んできた道程をご覧いただけます。

歴史ゾーン: akebonoの85年以上にわたる事業の歴史を、当時の写真とともに紹介しています。摩擦材メーカーから総合ブレーキメーカーへの転機となった1960年当時の海外大手部品メーカーとの技術援助契約文書など、貴重な資料も展示されています。

製品展示ゾーン: 車両の高速化に伴い、進化したブレーキ技術の変遷を紹介しています。1964年に製造されたakebono初の国産自動車用ディスクブレーキをはじめとして、自動車用ブレーキの技術の変遷が分かる数々の製品が展示されています。また、新幹線用のブレーキでは、実際の車輪とブレーキの装着状態をご覧いただけます。

高性能ブレーキゾーン: Ai-Museumでは、akebonoのハイエンドでハイパフォーマンスなブレーキ開発の歴史を紹介しています。2006年のニュルブルクリンク24時間耐久レースで使用されたF1用ブレーキ開発につながったブレーキキャリパーや、4輪モータースポーツのマイルストーンとなった象徴的なアイテムが展示されています。さらに、ブレーキ開発テストに使用された車両やモーターサイクルレース用車両も展示されています。

主な展示製品: 主な展示製品としては、1964年にakebonoが初めて量産した自動車用ディスクブレーキである日野コンテッサ用フロントディスクブレーキがあります。新幹線用ディスクブレーキは、時速300km/hを超える高速鉄道の安全運行を支えるブレーキです。また、ニュルブルクリンク24時間耐久レース用ブレーキキャリパーは、過酷な使用環境を物語るキズが残る記念すべきモデルです。